【むつごろう便27号】薬物依存症のけんた

みなさん、こんにちは。薬物依存症のけんたです。お盆が過ぎて、夜は少しずつ気温が下がり過ごしやすくはなっていますが、昼間はまだまだ太陽が強く、地元の北海道では考えられない暑さと毎日闘いながら日々過ごしています。

7月30日にakiraさんのライブを見に、仲間たちと長崎まで行ってきました。長崎には初めて訪れたのですが、1945年に原爆が落とされた街はちょうど夕暮れで、通りがすごくオシャレで、海あり山ありで、「この町で生活してみたい」ってゆう不思議な気持ちに駆られました。

シラフで見たライブは最高でした。スピリチュアルなライブで雰囲気もよく感動し、これから生きていく中で、自分のためになるとてもいい90分でした。

このakiraさんとゆうアーティストが創り出す画や本は、僕がこれまでの人生で大きく影響を受けた人です。だいぶ前にakiraさんの本を読んで、死んだ母親ともう一度繋がりたくて、自分もメキシコのシャーマンの聖なるキノコの儀式が受けたいと強く思っていた時期がありました。

この時、これを乗り越えれれば自分の人生は順調に進んでいくと思っていました。

しかし、どんどんと薬物に溺れていく中でそんなことは忘れ、薬物を使うことと手に入れる方法ばかりを考えるようになり、自分が好きだった事や世の中で起きている事に全く興味がなくなり、何もかもが信じられなくなり、これだけの取り返しがつかない事もしたし、スピリチュアルな生き方なんて自分にはもう到底出来ないと自信をなくして底をつき、それでもまだ死にたくなくて姉に助けを求め、佐賀ダルクにたどり着きました。

佐賀ダルクに入寮してすぐに、施設にakiraさんの本があるのに気がつきました。そして施設長に聞いてみると、驚いたことに知り合いで、じゃあ今度ライブでも行こうかってゆう軽い感じで今回の長崎のライブに至りました。

この経緯や出来事は僕にとって、とても偶然とは思えません。僕は薬物依存症になるべくしてなって、ダルクに繋がることはこれからの人生を生き抜いてく中で必要だったんだと思います。

僕には仕事としてやりたい事があります。今までと同じ考え方や古い生き方ではそこまでたどり着けないし、同じ誤ちを繰り返すことも自分でわかっています。

でも3ヶ月たった今の僕は、まだまだ古い生き方を手放せずにいます。施設にいるから薬物が止まっていて、中身が全く変わってないように思う日も多いですが、今日1日を大事にしてできるだけ前向きに考えて取り組んで行こうと思っています。

カテゴリー: 27号(2015年9月), むつごろう便 タグ: , パーマリンク