【むつごろう便27号】佐賀DARC 代表 松尾周

少しずつですが、暑さも和らいできています。夏の終わりを、まだまだ満喫したいと佐賀DARCのメンバーは、金曜日、自分たちで何を行うか自分たちで決めるプログラムの時間枠を、川へ行きたい、海へ行きたいと楽しむ事に意欲的に行動しています。

しらふではしゃぐ姿に、未だプログラムにたどり着いたばかりや、相談で訪れる新しい仲間たちとの対照的な姿に、回復していっている事を感じます。

多くの仲間がDARCへたどり着きますが、プログラム途中で飛び出していったり仲間たちと回復の道を味わったり、喜んだりできない仲間もいます。

今月に入り、何人かの仲間の訃報を知らせる連絡が入りました。

仲間の中にいても、寂しさや喪失感から解放されず、しらふの人間関係の中で心の傷を敏感に感じ取ってしまう生きづらさを抱えた仲間たちに、時に変えようとしたり、感情的になってしまうこともあります。

ただ、その人その人の変わるタイミングがあるのだろうと、共に歩み共感しながらも祈る事しか出来ない事に無力を感じます。

仲間の死に直面するたびに、生きてさえいればと、「変われないことが苦しい、変わりたいです」と言っていた仲間の言葉が思い出されます。

ありのままで良いんだよと、先行く回復者の仲間の言葉に支えをもらい苦しいながらも回復の道を歩み続け、回復の喜び楽しみを次の仲間へ渡していくことを続けています。

新しいプログラムを取り入れたり、心理士の先生や外部からの講師の先生のワークなど、多くの方に支えられながら、回復の為の道具も以前よりは増え充実してきている事も感じています。

ただ、日々の書類管理や関係機関とのやりとりに忙殺され、私自身もう少し仲間ともっと関わり共に楽しみたいと、仲間たちが共に歩み回復するDARCの良い部分を大切に活動していこうとあらためて感じています。

毎号のニュースレターを発行する度に書かせていただき心苦しいのですが、ミーティングへの移動に使用する車の故障や施設の改修工事など、未だ運営が苦しい状況は変わらず、皆様の善意による寄付金に支えていただけなければ、運営していくことが困難であります。

薬物依存症者みずからが薬物依存症者を支え、共に歩むダルクの取り組み、佐賀DARCが回復と成長を手にすることのできる場として活動してゆけますよう、皆様のご支援、ご協力のほどなにとぞ宜しくお願い申し上げます。

カテゴリー: 27号(2015年9月), むつごろう便 タグ: , , , , パーマリンク