【むつごろう便23号】薬物依存症のたくお

皆さん初めまして、アディクトのタクです。私は今月の4月1日から現在、お世話なっている佐賀ダルクに入寮しました。

今回このような作文?を書く機会を頂きましたが、正直、何を書いていいのか分からない状態です。

しかし、今まで経験した事がない良い機会なので、今の自分の気持ちをできるだけ正直に書いていきます。

まずは私が何処でダルクの存在を知り、今回、何故、どの様な経緯でダルクに行こうと思ったのか、そんな所から話していきたいと思います。

私はダルクの存在自体は、10年以上前に知ってはいました。しかし、実際に会ってダルクの人達にコンタクトをとったのは、自分の初めての受刑生活、今から約5年前の事です。

そこでは教育という形でダルクの方達が来て、10人程でミーティングをし、最後にダルクとはどういう場所なのか、そんな事をした覚えがあります。

正直、当時はめんどくさくて仕方がなく、前向きにプログラムに取り組んではいませんでしたし、その意欲も全くありませんでした。

でも、その時にダルクの人が言った言葉、「どうしようもなくなった時は、とりあえず近くのダルク来てください」

その言葉を覚えています。これが私のダルクとの出会いです。

次はなぜ、今回、ダルクに来て入寮という形を取ったのか、その事について話します。

去年の12月中旬、私は2度目の受刑生活を終え、京都の保護会で生活する事になりました。最初は早く自立する為にも、仕事に毎日行き、自立資金を貯めようと考えてはいたのですが、少し働いているうちに、市販薬の咳止めに手を出してしまいました。

この薬は20歳頃から、自分が使い続けてきたものです。私は薬を使用すると、最初は仕事に行くのですが、だんだん、休みがちになり最終的には行かなくなり、そしてお金もなくなり、薬欲しさに犯罪に走り、警察に捕まる、この繰り返しで二度の懲役。お決まりのパターンでした。

しかも、今回は何もかもが嫌になり、自暴自棄になって、覚せい剤を使用し追跡、幻聴が始まり、恐怖でもうダメだと諦めたとき頭に、「どうしようもなくなった時は来てください」。 その言葉を思い出し、京都ダルクに行き、自分の話を聞いてもらいました。

その時に話を聞いてくれたデヴィンさんにはとても感謝しています。

そしてデヴィンさんの詳解で、今の佐賀ダルクに来ることになりました。これが現在にいたる自分の経緯です。

最後に今の心境――。

何もわからない自分に皆さん優しくしてくれるので、生活の方では全く問題ありません。シラフになり、小さいことに気付き、幸せを感じる事もあります。しかし、出たい。働きたい。そして働きながら通いでやってみたい……。

そんな考えが強くなってきたこの頃です。

あと何日いるか分かりませんが、とにかく一日一日を過していこう、そんな心境のもうすぐ34歳のオッサンでした。

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