【むつごろう便21号】佐賀DARC代表 松尾 周

2 月を半ば過ぎたのに、朝から水道が凍って出ないような厳しい寒さの日が続いています。自転車で自助グループのミーティングに通う仲間達を見送りながら、寒そうだな、新しく来た仲間は大丈夫か?と思いつつ、「自分の足を使って回復する」という言葉を言い聞かせています。

インフルエンザにかかったとか、話をきくたびに、うちは大丈夫かと仲間の体調が気にかかりますが、何とか一人も体調を崩すことなく、皆プログラムに励んでいます。

自発的にやっている、筋トレやジョギングに行っている仲間、自転車でむかう自助グループの行き帰りなど、身体的にも効果を感じています。

薬物によって痛めつけてきた身体を健康的な方向へと、健康なんて意識した事もなかった仲間達が、食生活を考えたり、楽しそうに筋トレをやっている仲間の姿に新しく来た仲間が、「自分もやってみたい」と参加する姿に、「誰かを変えようとしない」DARC らしいなと眺めています。

現在、自分を入れて7 名の仲間と暮らしています。新しい仲間が増えたのですが、出ていった仲間もいて人数は変わらず。

ただ、手狭になった施設に、これだけの仲間が暮らすこと自体がストレスにも繋がっているようで、早急にグループホームを目指したナイトケアの部屋をと、1月に入ってから探してきましたが、建築法や消防法など条件にあった部屋もなかなか見つからず、条件にあった場所が見つかったと思うと、大家さんの了解が得られない、不動産屋によっては、薬物依存症の施設には貸せませんと、はっきり断られ、最初から受け付けてもらえない。

「危険ドラッグ使うと、何やってるか判らなくなるんでしょう」、「周りが嫌がるんで」と言われるなど、不動産屋、消防局、市役所と何度も足を運びながら、いまだ、薬物依存症という病気には理解が得られない世の中だなと落ち込み、傷ついたりしています。

それでも、死にたくない、と佐賀DARC に助けを求めてくる仲間がいる事に、「縁ですから与えられますよ」との言葉に、後押しされながらもう一度探してみようと動き出しています。

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